2021.04.30 UP
2021年3月26日(金)14時より、三重県伊勢市いせシティプラザにおいて「第1回 伊勢フラワーサミット」を開催いたしました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い社会課題となった大量の花の廃棄問題(フラワーロス)の解決や花きの国内消費の促進と花のある生活を提案することを目的に、2020年9月にフラワーライフ振興協議会は設立され、その後全国25箇所以上で催しを実施してまいりました。集大成として、伊勢神宮を擁する三重県伊勢市においてこれからの花卉産業の未来と持続可能性を考えることを目的に「第1回 伊勢フラワーサミット」を開催し、全国より協議会の構成企業の社員を中心に50名が参加しました。
今回は、全3日間のプログラムを通じて、これからの花き産業を担う人財として求められる能力を身につけていただくための講演やワークショップに加え、伊勢神宮へのお花の奉納と、フラワーフローリストの中家匠海氏によるデモンストレーションのサポート及び見学を行いました。
まずは、松村吉章会長より挨拶を行い、開催に至った経緯とコロナ禍であるにも関わらず無事全国から皆が集いサミットを開催できたことと嬉しく思うということに加え、今回のサミットの意義についてお話しいただき、プログラムに移って行きました。
はじめの基調講演では、「花き産業の未来を担う人財に求められるリーダーシップ」というテーマで、株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長の新将命先生に講義いただきました。新先生からは、まずは勝ち残りつづける企業創りの原理原則について説明がありました。その上で、これからの花き産業の未来を担う、今回の参加の方々に求められるリーダーシップについての解説がありました。
休憩を挟み、今回参加した協議会の参画企業より、自社の概要と取り組みについて発表いただきました。
その後、「持続可能性が求められる花き産業の展望」をテーマに、フラワーライフ振興協議会 松村会長の他、構成企業の川崎花卉園芸株式会社 代表取締役社長の柴崎 太喜一さん、株式会社姫路生花卸売市場 代表取締役の柴山 栄一さんが登壇してパネルディスカッションを行いました。
それぞれ、登壇社の皆さんは花き業界を牽引する企業のトップとしての現在の取り組みと、これからの産業を発展させるために何が必要と考えているか、それぞれご発言いただきました。
1日の振り返りとして、基調講演とパネルディスカッションの内容を踏まえ、ワークショップを行い、1日目の学びの振り返りと共有を行い、1日目のプログラムは終了いたしました。
2日目は、朝から伊勢神宮の外宮へお花の奉納を行い、その後、フラワーフローリストの中家匠海氏によるデモンストレーションの1回目を実施し、午後から講義を開始いたしました。
まずは、基調講演として、広報の専門家である、株式会社山見インテグレーター 代表取締役社長の山見博康先生に登壇いただき、花卉業界における広報の重要性とその要諦について講義いただきました。
その後、花卉産業においてさまざまな展開を行う企業の事例として、地元で伊勢榊の販売を行う、株式会社アニー 代表取締役の谷口彰世さんに登壇いただき、伊勢榊の説明と現状の取り組みについてお話しいただきました。
次に、株式会社フロリストコロナ 代表取締役の上野和人さんに登壇いただきました。
また、協議会がこの半年間に行ってきた取り組みについて、谷川廣城事務局長より発表し、現状の花卉業界における動きについて理解を深めました。
2日間の講演を通じた学びと今後のコミットメントを各グループにて整理し発表しました。
最後に、会長より総括のコメントをして今後の協議会の方針についての発表を行い、2日目のプログラムも終了いたしました。
3日目は、朝から伊勢神宮の内宮へお花を奉納し、フラワーフローリストの中家匠海氏によるデモンストレーションの2回目を実施し、3日間のプログラムを終了いたしました。
今後も毎年伊勢フラワーサミットを開催し、今後の花き産業を考えまた牽引する人財になるための学びとネットワークの構築の場として実施しますので、来年も多くの方の参加をお待ちしております!